再就職手当ての対象
近年、正社員雇用の数が減り、派遣社員を雇う企業が増えてきています。派遣での仕事は保証がなく不安定で社会問題にもなっていますが、派遣での仕事の場合、再就職手当てのもらい方に違いが出ることがありますので、良く理解した上で契約期間を延ばしたりしたほうがいいでしょう。
派遣会社を通して勤務し、契約期間が終了し退職となりますが、通常退職をすると失業保険の手続きをします。手続きが終わった後に退職前と同じ会社に再就職をしても、再就職手当ての対象にはなりませんので注意しましょう。派遣での勤務の場合には、どの会社で勤めていたかではなく、同じ派遣会社かどうかで変わってくるのです。
あくまでも雇用主は派遣会社となりますので、派遣先の会社ではなく派遣会社が変わらなければ再就職手当ての対象にはなりません。正社員に比べ派遣社員は色々と状況によって再就職手当てがもらえるかどうかが変わってきますので、ハローワークで確認しながら再就職先や派遣会社を選ぶようにしましょう。
派遣会社からなかなか次の仕事がもらえず離職票も発行されない場合や、派遣会社から紹介され再就職したが契約期間が1年未満、契約期間が半年で契約更新がある、など、派遣形態によって再就職手当てがもらえるかどうかが変わります。再就職手当てのことを考えている派遣会社は少ないようですが、損をしないよう情報を集めておくようにしましょう。